実績を作ることが先決だけど、付加価値をつけることで獲得できるかも
初心者Webライターは実績がありません。そのため、付加価値を付けて提案することが求められます。
- 提案文の作り方
- 提案文の注意点
- 提案文に付ける付加価値
クラウドソーシングで提案文の作り方がわからないWebライターは参考にしてください。
Contents
提案文を書く前の2つの考え

提案文を書く前にクライアント側のことを知る必要があります。提案文を毎回同じテンプレートで提案している人も多いようですが、それでは案件の獲得は難しいでしょう。
- 相手が求めているものは?
- 自分がどのように役立つ?
相手が求める目的は何かを考えよう
提案文を書く前に、相手が求める目的は何かを知ることが重要です。相手が求めているものを理解することで、案件獲得がグッと近づきます。
【競艇の記事を書いてくれるライター募集】
書く内容:競艇場所まとめや競艇チケットの買い方
求める人:SEOを理解している方、競艇に興味もしくはやったことある人
このような案件があった場合、この案件はどのような目的を設定しているでしょうか。なぜライターを募集しているのでしょうか。
【この案件の目的】
競艇に興味があるけどやったことない人に向けて、競艇初心者でもわかるような初歩的な記事を書いてほしい。記事が見られるようにGoogleで1ページ目を獲得できるようなSEOのスキルがある人を求めている。
このクライアントは、このようなことを目的としているのではないでしょうか?競艇の知識とSEOの知識がある人を求めていることもわかりますね。
このようにクライアントが目的としていることを理解することで、提案文を作りやすくなります。
自分がどのように役立てるのか考えよう
クライアントの目的がわかったところで、今度は自分が案件に対してどのように役立てるか考えましょう。
先ほどの競艇の案件を例に考えてみると、、、
- SEOのことは少しわかっているけど競艇のことはあまりわからない
- 競艇に数回行ったことがあって稼げたこともある
あくまで例ですが、自分がどのように役立てるかを理解すると、案件を獲得しやすくなります。また、提案するべき案件も見えてきますよ。
提案文は4つのブロックに分ける

提案文を実際に書いてみましょう。書くときは提案文を4つのブロック分けて考えると、提案文を作りやすくなりますよ。
- あいさつ
- 実績と経験
- 志望動機と自分が役立てること
- 納期や質問、付加価値
1:あいさつ
まずは、当たり前のあいさつからです。文章とはいえ、あいさつはしっかりと書きましょう。
「はじめまして、Webライターのぽんたまんと言います。今回は、競艇の記事ということで興味が湧き、提案させていただきました。」
ここではぽんたまんと書きましたが、必ずフルネームで書きましょう。
また、「競艇の記事ということで興味が湧き、提案させていただきました。」という一文を入れましたが、必ず必要なものではありません。ただ、入れるのが無難です。
2:実績と経験
次にどのような実績を積んできたのか丁寧に書きましょう。
「ライター歴は2年です。これまでに取材や企画記事の執筆をメインに書いてきました。音楽に特化したブログを書いていて狙ったキーワードでGoogle1位を獲得しています。
・URL
・URL」
今までやってきたことを簡潔に書き、バズった経験やGoogleで上位を獲得できた実績、巨大メディアでの執筆経験などを紹介しましょう。
仕事をもらいたいならまずは営業ツールとなる記事を書くことが大前提。そして、その記事を使って、以下のような提案文を書くと良いです。
「わたしは今まで、グルメや音楽の記事を執筆した経験があります。以下が参考記事になります。
・URL
・URL」
初心者の段階では「SEOに強いです」や「こんな記事が得意です」とは言いづらいですよね。言えるなら言っても良いですが、無理して言わなくてもOKです。
3:志望動機と自分が役立てること
その案件にどのように役立てるかをアピールして、志望動機も伝えます。正直、このブロックが最重要です。
ライター初心者が競艇の案件に応募するなら以下のようなことを書きます。
「競艇には数回行ったことがあり、競艇の基本なら把握しています。また、前回行ったときは黒字にできました。難しい専門的な知識はありませんが、難しい言葉を使わずに伝わりやすい文章で書くことができます。」
競艇の案件は「競艇には興味あるけどやったことない人に向けての基礎的な知識を書く記事」でした。ここにコミットできるのは競艇を毎週やっている玄人よりも、初心者の気持ちがわかるちょっとした経験者です。
自分がどのようにして役立てるのかは、クライアントが何を求めているかわかっていないとできません。案件の中から自分が役立つことをしっかりと見極めましょう。
4:納期や質問、付加価値
最後に付け加えるのが案件に書いてあることの質問や納期、そして付加価値です。
「最後にわたしは週10時間ほど作業に使うことができます。1週間で2〜3記事書くことが可能です。また、早い納品や早いレスポンスを心がけていますので、いつでも連絡してください。」
詳しく案件が書いてあることもありますが、わからないことや不安な部分は質問しましょう。
そして、いつまでに納品するか週に何時間作業に使えるかなども書いておきましょう。この部分を気にするクライアントは多いです。
付加価値は初心者なら最も重要な部分です。実績で戦えない分、付加価値をつけて案件を獲得しましょう。上の文章では「早いレスポンスと早い納品」が付加価値でした。他にも以下のような付加価値を付けられます。
- 早いレスポンス
- 早い納品
- 何度でも修正
- 画像を用意する
- WordPressに入稿
- 提案の時点で見出し作ってしまう
画像を用意するは無料画像でも実際に写真を撮るでもOKです。できることはできると宣伝することが案件獲得に近づく方法です。
最後の提案の時点で見出しだけ作るのは、案件獲得前から作業を進めているということで、評価も高くなります。もちろん労力は使いますし、見当違いな見出しを作ると逆効果にはなることも覚えておきましょう。
提案文を作るときの注意点

提案文を作るときの注意点は確認しておきましょう。作り方よりも注意点の方が重要ですよ。
提案文は短すぎず長すぎずシンプルに
提案文は短すぎず長すぎずシンプルに書きましょう。とにかく読みやすく必要なことだけ伝えるということです。
実績URLは2個が無難
実績URLは2個が無難です。一つではどんなことを書いている人なのか分かりにくいですよね。
実績が増えてくるとたくさん載せたくなりますが、全ては読んでくれないでしょう。正直3個でも多い印象です。自信がある実績を2個載せるのがオススメですよ。
提案文もライティング力が問われる
エンジニアやデザイナーの案件に提案するなら別ですが、Webライターとして提案するなら提案文も審査対象になります。
と言っても、そこまで高い文章力を問われるわけではありません。伝えたいことを伝えられるくらいの文章で書きましょう。
Webライターだからこそ、提案文も大事にするのが必須ですよ。
余計なことは言わない
提案文を書く際は余計なことを言うのは避けましょう。
- ライター初心者ですが、、、
- 未経験ですが、、、
- 納期に間に合わないかもしれませんが、
などのようなネガティブ発言です。これはクライアントを不安にさせるだけですよね。仮に予定が詰まっていて納期ギリギリだとしても言う必要はありません。
メッセージのやりとりを開始したときに不安要素などを伝えるようにしましょう。
数打ち当たれ!と非ライティング力!
ひとつの提案に対して20分30分と時間がかかることもありますよね。そして、気持ちを込めて提案したものでも採用されないことは多々あります。
実績がない人は、特に「数打ち当たれ」精神が重要です。
また、Webライターでも、ライティング力よりも重要なことがあります。それが納期や返信です。
クライアントが心配していることは、「しっかりと仕事をやり通してくれるかどうか」です。ライティング力はそこそこでも納期を守ったり、レスポンスが早かったりするのが重要ですよ。