笑い

笑いは糖尿病予防にも効果的?国内外で笑いについて実験された事例を紹介します

笑いが糖尿病に効果的だということをご存知でしょうか。

「笑うことは健康に良い」どこかでそんなこと聞いた人もいるかもしれません。その効果の一つが糖尿病に良いということなのです。

これは実際に国内外で研究され、実験もされ証明されている事実なんですよ。しかも筑波大学の教授と吉本興業が共同で行った実験は、ロイター通信の目に留まり、全世界に研究結果が知れ渡りました。

ロイター通信とは世界最大級の情報提供企業です。世界的にも笑いの力が注目されるようになった実験でもあったのですね。

この記事では、笑いが糖尿病に効果的なのか証明する実験を紹介します。糖尿になることが怖い方や今糖尿な方は笑いの力を少しでも知って、日々の暮らしに取り込んでいきましょう。

笑いの力で血糖値が下がった実験

筑波大学の村上教授と吉本興業が共同で取り組んだ実験で、笑いが糖尿病に効果的だということが証明されました。

これはどんな実験だったのでしょうか。。。

村上教授はストレスがかかると、人間の血糖値が上昇することを知り、疑問に思いました。「悪いストレスで血糖値が上がるなら、良いストレスで血糖値は下がるのではないか」

この良いストレスというのが「笑い」だったのです。村上教授は吉本協業と手を組み実験しました。実験の内容は、中高年の糖尿病患者に昼食直後、「糖尿病についての講義」を受けてもらう場合と、「漫才を見る」場合では血糖値にどのような変化があるかというものでした。

2日に渡って実験は行われ、1日目は昼食直後に「糖尿病についての講義」を40分間受けてもらったのです。その時の血糖値は123mg上昇していました。

2日目には、昼食直後にB&Bの漫才を40分間見てもらい、血糖値を計測した結果、血糖値は77mgしか上昇していなかったといいます。その差は46mgです。

また大きな笑いをしてる人は血糖値の上昇が良く抑えられていることがわかったのです。それまでは血糖値の上昇を抑える手段として、インシュリン注射を打つことや運動すること、食事制限をすることくらいしかありませんでした。

この実験が世界的に注目されたのは、笑いの力が病気にも効くという証明そのものだったからでしょう。

笑いで善玉コレステロール値が変化する

笑うことで糖尿病患者の血中コレステロール血を改善することがアメリカの実験で証明されました。コレステロール値が高いと心臓発作などのリスクが高まるため、注目された実験だったのです。

アメリカのベルグ博士は、糖尿病で高血圧、高コレステロール血症のある患者を集めて実験をしました。患者全員は糖尿病の治療を受けており、薬も服用していました。この患者を、1日30分以上積極的に笑うグループと特に指示をしていないグループに分けて1年間観察したのです。

1年後、笑いを指示したグループの善玉コレステロール血は上昇し、特に指示のないグループではほど変わらなかったのです。またCRP値(C反応性蛋白)も笑いのグループでは改善が見られたといいます。

CRP(C反応性蛋白)は肝臓の実質細胞(肝細胞)で合成され、同一のポリペプチド鎖5つから成る、非常に保存性の高い比較的大きな蛋白(分子量は最大120,000)です。健常人の場合、CRPの血漿濃度は通常5.0 mg/L(0.5 mg/dL)未満ですが、感染や何らかの組織損傷・傷害に対する免疫反応が起こると、肝臓での合成が促進し血漿濃度が上昇します。

ベルグ博士はこの実験結果からこのように述べています。

「笑いは炎症性の刺激を抑え、善玉のコレストロールを増やし、結果として心臓病のリスクを減少するという結果になりました。笑いには健康維持や治療改善に効果がありますが、受けている治療に対する付加的効果もあると考えられます」

糖尿とメタボリックシンドロームが改善できる?

京都医療センターで行われた実験では、笑うことで糖尿病の血糖コントロールの指標となるHbA1cが改善され、糖尿だけでなくメタボリックシンドロームを改善する可能性があることがわかったのです。(あくまで可能性という表現にとどまっていますが)

糖尿病やメタボリックシンドロームの患者を1年間追跡し、調査を行いました。1年間の笑いの頻度とHbA1c値の変化を比べてみたところ、1日でほとんど笑わないと答えた人は改善度が低く、ほとんど毎日笑っていると答えた人は改善度が高かったといいます

笑うというポジティブな心理がこの改善に大きな働きをしたということがわかり、脂肪を燃焼することもわかったのです。

笑いでストレスのコントロールを!

糖尿病や高血圧は現代社会にはとても多い病気です。その大きな原因はストレスということになりますが、糖尿病などになると、その病気が原因でさらにストレスが増えることになってしまいます。

ストレスが溜まるとなかなか笑いづらくなってしまいますが、そんな時だからこそ笑ってストレスを吹き飛ばす必要があるのです。笑いにはストレスを解消し、緊張をほどく効果があります。

今病気でないから大丈夫!」ではなく、普段から笑いを取り入れて、ポジティブな毎日を送ることが病気になりづらい身体を作る上で重要なことかもしれませんね。