笑い

笑いで膠原病(関節リウマチ)が治る!?ノーマン・カズンズが試した笑いの効果とは

笑いで膠原病(関節リウマチ)が治ることをご存知でしょうか。

重度の膠原病は治すのが難しいとも言われていますし、街中を見るとリウマチ科と書かれた病院やクリニックを見たことある人もいるかもしれませんね。

実は重度の膠原病にかかったジャーナリスト、ノーマン・カズンズが笑いの力を借りて難病を克服してしまったのです。この出来事が笑いと医療が結び付いた瞬間で、笑いの力が注目されることになります。

この記事では、膠原病(関節リウマチ)に苦しむあなたに向けて、笑いの力をご紹介します。

膠原病とは?

笑いの力を語る前に、膠原病とはどんな病気なのか知っておかなければなりませんね。実は膠原病とは病気の名前ではなく、病気を総称した名前なのです。この膠原病の中の種類に「関節リウマチ」という病気があるといった感じです。

リウマチは聞いたことある人も多いと思いますが、「リウマチ」ではなく「関節リウマチ」が正しいのです。膠原病には他にも全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群などの病気があるといいます。聞いたことないですよね。。。

膠原病にかかりたての時は、風邪に似たような症状が出るといいます。「ただの風邪だろう」と思ってしまい対処が遅れるようなことも起こるので、早期発見が大切です。

そして膠原病がひどくなると、関節に変形が出てきたり、臓器にも障害が現れるというから怖い病気なのです。

笑いで膠原病を治した男の話

1964年にアメリカ人のジャーナリストのノーマン・カズンズという方がいました。彼は仕事の忙しさから体調を崩したのです。その時病院で、難病と言われている膠原病の一つ、強直性脊椎炎(きょうちょくせいせきついえん)というものにかかってしまったのです。

医師からは「治る可能性は500分の1」だと告げられました。体の痛みもひどくなり、熱も高い状態が続きます。そして体が固まっていくことも感じたといいます。そして血沈は115という異常な数値を示していたのです。血沈115は危篤状態で、正常な人は10、インフルエンザだと30くらいだといいます。

赤血球が試薬内を沈んでいく(赤沈)早さを見る検査です。例えば熱が出た時に風邪以外に様々な疾患が考えられるように、赤沈の速度が基準値をはずれるのは、体のなかで何らかの異常が起きていることを示します。(赤血球沈降速度(赤沈)より引用)

血沈は当時体の異常を確認するための重要な方法だったといいます。

この状況にノーマン・カズンズは非常に落ち込み、血沈の検査のために1日に何回も採血したのです。血も抜かれてどんどん元気が無くなっていく中、彼はある書物に書いてある言葉を思い出したのです。

それは不快な気持ち、マイナスの感情を抱くことは心身ともに悪影響を及ぼすということでした。それからノーマン・カズンズは医者には頼ることだけでなく自分で病気を克服することを決意し、いろんな文献で勉強を始めます。

そこでわかったことは「笑うこと」「ビタミンCを摂取すること」の二つの方法で病気が改善されるかもしれないということでした。膠原病患者はビタミンCが血液中に不足しているということが医学書に書いてあり、ビタミンCを注射することに決めたのです。

それからノーマン・カズンズはユーモア全集やコメディ番組などを観て大笑いし、ビタミンCを注射する毎日を送ります。実際に大笑いした後は、体の痛みが一時的に引くことを感じられたのです。また大笑いすればするほど痛みは感じにくくなったといいます。

この治療を始めて8日後には、手の痛みが引いてきて115もあった血沈が80台に落ち着つき、膠原病が完治していくのです。

ノーマン・カズンズはこの後も心筋梗塞で倒れますが、「笑い」の力で2度目の復活を果たします。

今まで笑いについて医学に持ち込まれることはなかったようですが、この出来事をきっかけに笑いが医学的な効果を発揮することがわかったのです。

本当に笑いの力はすごい

500人に1人しか治らないと言われた病気を完治するまでにしてしまう「笑い」という力には驚かされます。ノーマン・カズンズは「笑いと治癒力」という自身の著書内でこの出来事を書いています。

もちろんただ笑い続けただけで、病気が治ったわけではありません。ビタミンCだって摂取していましたし、薬だってちゃんと飲んでいました。

しかし笑いに代表されるポジティブ心理が体に良い働きを与えたことは、彼の著書を読めば明確にわかるでしょう。ただ大笑いするだけで、その直後は痛みが引いたのですから。