圧倒的なスケールを誇る廃墟「神子畑選鉱場跡」。東洋一といわれた歴史を探ります。【兵庫県朝来市】

B級スポット

 

B級スポット:★★★★
感動度:★★
オススメ度:★★

 

兵庫県の山奥にたたずむ神子畑選鉱場(みこばたせんこうじょう)を紹介します。

 

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神子畑選鉱場って??

選鉱とは、採掘した鉱物を有用なものと無用なものに分けること。選鉱場とは鉱物の選別を行う場所ということですね。

実はこの神子畑選鉱場は、「東洋一」と言われるほどの規模であり、生産量を誇っていたのです。見てみればわかります。

 

 

めちゃくちゃ大きい!大きさがいまいち分からないかもしれませんが、幅は110m、長さ170m、高低差75mもあります。

神子畑選鉱場の歴史は古く西暦800年ごろには鉱山として開拓されていたとか。しかし、戦国時代には約20km離れた生野銀山にこの地位を徐々に奪われることに。休山してしまいます。

約300年ほど時は立ち、1878年には銀鉱脈が発見され採掘を本格化。その後1919年には再度休山しますが、約6km離れた明延鉱山の選鉱場として「神子畑選鉱場」が作られることになったのです。

明延鉱山は戦国時代より採掘が始められた鉱山で、金、銀、銅、鉛、錫(スズ)などが採れる鉱山でした。

しかしその後は、神子畑選鉱場は円高の急激な進行で競争力を失い1987年にはその役割を終えることになるのです。現在では建物も撤去されていますが、2004年までは建物も残されていました。上の写真のように現在見えている部分は、22段からなる鉄筋コンクリートの基礎構造物だけです。

当時の神子畑の選鉱技術は高い評価があり、比重選鉱技術は海外からも視察団が訪れるほどだったそうです。また、24時間稼働していたため、夜中になると選鉱場が光る姿が印象的だったとか。別名「不夜城」とも呼ばれていたらしいです。

 

圧倒的なスケール。そしてノスタルジー感じる建物も

上の写真もそうですが、いろんなものがとにかく大きい!

 

 

これはシックナーと呼ばれる不要物を取り出す装置です。

なんか円盤状で少々不気味です。UFOみたいな形ですね。

 

 

インクラインと呼ばれているものです。傾斜面レールを貨物が動いていたようです。構造はケーブルカーと同じらしいのですが、貨物用のケーブルカーのことを特にインクラインと呼ぶのです。

 

 

あちこちにレールも見られます。

 

 

テレビでも話題になったらしい「明神電車」というものです。これは、約6km離れた明延鉱山と神子畑選鉱場を繋いでいた電車です。

「なんでテレビで紹介されたの?」

それは圧倒的な値段の安さ!

1945に開通されたのですが、この時の値段は50銭でした。その後1952年には値段が1円に値上がりします。しかし、1987年の廃止まで1円という値段はすえおきだったのです。

52年のころの1円と87年のころの1円では価値が全然違います。このことからテレビで取り上げられることになったのですね。今では観光に一役買っています。

 

 

ムーセ旧居と呼ばれるこの場所は生野銀山で活躍していたムーセの邸宅です。

現在では神子畑選鉱場が稼働していた時の写真や模型などが展示されています。またここでしか買えない資料やオリジナルグッズもあるとか。。。オリジナルグッズってどんなのや!ってかなり興味があったのですが、ぽんたまんが行った時は休みでした。。。

建物はとても美しくノスタルジーを感じますな。

 

 

神子畑選鉱場に向かうまでの途中に「鋳鉄橋」というのがあります。

神子畑選鉱場から生野にある精錬所に鉱山を運ぶために作られた橋です。当時は橋が5つあったらしいのですが、現在残っているのは2つだけに。そしてこの橋だけが当時のまま残されているのです。

当時の古さとハイカラ感を感じますね。

1977年には国の重要文化財、2007年には近代化産業遺産にも認定されています。一回見てみる価値ありです。

 

ムーセ旧居
<開館日>
日・土・祝祭日
<開館時間>
10:00~17:00
<入館料>
無料
<アクセス>
兵庫県朝来市佐嚢1826−1

 

 

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