アクセス
御茶ノ水駅より徒歩8分
神保町駅より徒歩10分
明治大学博物館B1、刑事部門
ってな訳で今回は、明治大学博物館にある刑事部門に潜入してみました。
ここで扱っているテーマは、昔の刑罰や拷問などを紹介しています。
ちょいとグロめです。
正直この手のことに耐性のある方が行くべきところですかね。。。
わたくしぽんたはこの手のことには耐性がバリバリあります。映画のソウで自らの脚をぶった切るシーンには興奮を覚えたほどですからね。大好きです。興味が尽きない。。。
「拷問博物館」は明治大学の中の地下1階の存在しています。
明治大学の地下に降りると、「商品部門」「刑事部門」「考古部門」の3つのスペースに別れています。
その中の「刑事部門」が昔の刑罰や拷問を紹介している拷問博物館です。
ちなみに「拷問博物館」という言葉は明治大学の中には存在していないようです。「刑事部門」というところなので間違えないようにしましょう。
・日本の法律と高札
罪と罰について定められた「御成敗式目」「生類憐みの令」など各時代の刑事法が紹介されています。「日本の罪と罰」を知ることができますね。

高札(こうさつ・たかふだ)とは、古代から明治時代初期にかけて行われた法令(一般法、基本法)を板面に記して往来などに掲示して民衆に周知させる方法である。 Wikipediaから引用
以下のような木の板で民衆に周知させていたらしいですね。
放火は重罪で、犯人を隠していけないことや密告した者にはほうびを与えることなどが記されています。

・拷問器具の数々


尖った木材に正座させられ、どんどん石を積まれる牢問(ろうもん)、これを「石抱(いしだき)」と呼んでいます。
「ドラマ仁-jin-」にも出てきたり、当時としても頻繁に行われていたようです。
牢問は他に、笞打(むちうち)、海老責(えびぜめ)というものがあります。
拷問には、釣責(つるしぜめ)というものが唯一あります。
牢問は拷問とは違うの??
ぽんたも博物館に行って思いましたね。「何が違うねん!」
牢問→牢屋敷地内の穿鑿所(せんさくじょ)において行う拷問
拷問→牢屋敷地内の拷問蔵において行う拷問
つまり場所が違うだけで、白状させるという目的は同じようですね。
拷問には順番があるよ!
笞打→石抱→海老責→釣責の順で行われる。
石抱までは意外とポピュラーに使われていたらしい。。。
しかし海老責や釣責が行われうのは極めて稀なことだったようです。幕府側も「釣責までして白状させられないなんて、幕府の威厳に関わるだろ!」的な姿勢だったようです。
石抱で白状させらるかどうかが、幕府の役人の腕にかかっていたということですね。
・日本の刑罰たち
拷問以外にも刑罰の道具も展示されています。。。
てか、拷問器具など見にきたのに、刑罰の道具の方が断然おそろしやー!!
刑罰にも軽いものから順番に、
叱(しかり)→押込(おこしめ)→たたき→入墨→追放→遠島→死罪
がありました。
てか入墨好き好んで入れる人がいるのに、昔は刑罰だったんかい!
みんな悪っぽい感じがかっこいいって思うから入墨入れるんよね??
。。。あーもう見る目変わるわー
西郷さんも遠島にあってるけど、そのすぐ上が死罪だったなんてね。。。
これは意外でした。
死罪も軽いものから順に分けられてますよ。
打ち首→火罪→獄門→磔→鋸挽
というものがあったようです。
。。。いや、、、死罪にもランク分けがあるんかい。
殺し方も分けるこか、こわっ。
下の器具は、火罪や磔に使われていたもののようです。

焼かれるのは怖いなぁ。。。
一酸化炭素中毒とかで死にたいわー

最も重い罪を犯したものにだけ執行された「鋸挽」は、
首だけ地中から出した状態にし、通行人や被害者親族が左右にある鋸を使って、首を少しずつ切っていく処刑方法。
鋸は1人につき1回か2回しか挽けなかったらしいので、一気に死ぬことは難しかったようです。。。

「鋸挽」はほとんど行われなかったらしいのですが、こんな恐ろしい処刑方法が存在していたことに衝撃です。。。

拷問器具や処刑器具の他にも、捕手道具などの展示や、
海外の刑事法がまとめられた書物の展示などもあります。

・西洋の処刑器具
なるべく痛みを伴わずに死ねるように考案された「ギロチン」も実寸大で展示されています。
火で焼き殺したり、鋸で徐々に殺していったり、そんな残酷なものを見てきたからなのか、、、ギロチンが優しさに包まれて見える。
1792年からギロチンは使われ始めていたみたいですね。
日本の文明の遅れにはびっくりですよ。

ぽんたはこれを見たかった!
アイアンメイデン(鉄の処女)!

ジャーン!!
かっこいい!!
てか他のものとは一線を画すほどの存在感と圧倒感!
てか、かっこいいというのはよくないですね。。。
といってもぽんたはアイアンメイデンについて調べたことあるのですが、これで死ぬことはなかったとか。。。
説明文にも、

もともと、内部の針は存在していなかったということですね。針は後付けらしいですね。
しかし、どのように「恥辱刑」として使われていたのかは少し謎だが、これで処刑や拷問とは考えられていないようですな。
でも恥辱刑として使うにはお金かけすぎじゃない??
もっと簡単な恥辱たくさんありそうなのにね。。。
拷問博物館は、日本や世界の刑罰や拷問を通して「人権の尊重」を学ぶところです。
ふざけ半分で行ってみたぽんたではありますが、知らない事実をしれて勉強になりましたし、死罪がこんなに区分けされていたり、見せしめにされるような刑があったりと、現代に存在しなくてよかったと思います。
「商品部門」

商品部門では、日本の伝統工芸を紹介しています。
漆を塗るのにこんなに時間かかるとは知らなかった。
拷問以外にも伝統工芸には興味あったので結構楽しめましたよ。
「考古部門」

縄文より以前の遺跡などについての紹介がほとんどでした。
1万年前のナイフ(尖った石)などが何代別に展示されていて興味深かったです。
「商品部門」「刑事部門」「考古部門」どれに行っても入場は無料です!
暇つぶしに歴史の勉強もできちゃいますね。
拷問に興味なくても伝統工芸に興味があれば行ってみても楽しいかもしれませんね。
以上ぽんたのB級スポット紹介でした!

待ってるよ!