こんにちは。ぽんたまんです。
私は60年代ロックが大好きでよく聴くのですが、その中でも異彩を放つドラマーKieth Moon(キースムーン)をご存知でしょうか?
超がつく有名バンドThe Whoのドラマーとして活躍したKieth Moon。さまざまな伝説を残したヤバい奴なんです。
この記事ではそのズバ抜けたヤバさから「人生を楽しむための極意」を学ぼうというのがテーマですよ。
思いっきり自由に生きて、ロックンロールのように駆け抜けろ。やりたいようにやれば悔いなく、かつ革命を起こせるかもしれない。ただし、人に迷惑をかけないこと。
演奏中の破天荒:その後のバンドに影響を及ぼす
Kieth Moonはロック界を代表する破天荒、そして自由人です。
まずはドラミングから見てみましょう。
The Who – Pinball Wizard (Live)
ドラムをやったことある人ならびっくりするでしょう。自由極まりない演奏スタイルに!
Kieth Moonは同じ曲でも毎回違った演奏をすることで有名。人生で一度も同じ叩き方をしたことないとまで言われています。
そして手数の多さ!畳み掛けるようなタム回しに度肝抜かれます。ドラムの基本としてハイハットでのリズムキープがありますが、Kiethはハイハットの使い方がわからなかったのです。
この時点で既に自由人って感じがしますね。
そしてKieth Moonの行き過ぎたパフォーマンスがヤバい!
演奏後にドラムセットの破壊は当たり前。爆竹をドラムに仕込んで、「My Generation」演奏後に爆破。
ギターのピートタウンゼントは聴力障害を患い、近くで見ていたマイルス・デイヴィスの妻でシンガーのベティ・デイヴィスは爆竹の勢いで気を失ってしまいます。
しかしこの破壊や爆破のパフォーマンスは、その後のライブ演出として大きく影響を及ぼすのです。
自由に楽しんで行ったパフォーマンスや演奏スタイルはドラム界の革命と言えるでしょう。
ただ、ピートタウンゼントには迷惑かけすぎですね。。。いやいやバンドメンバーにも。。。
僕はキースムーン・タイプのドラマーの中じゃ世界一だ。by Kieth Moon
ブラックジョークが好きだと言われているKieth Moonならではの名言ですね。いやっ迷言か。。。
以下Kieth Moonのドラムソロ
Keith Moon – Drum Solo 1974
なんかドラムの中に金魚いるし。。。
プライベートでの破天荒:ここまでイったら楽しいだろう
ドラムを叩いてる時の破天荒ぶりに、驚かされた人も多いかと思いますが、Kieth Moonのプライベートはさらにすごい!
もうね。ここまできたらすごいのよ。
・ホテルの窓から、家具やテレビを投げる
・ホテルのプールに車で突っ込んで、KiethだけでなくThe Whoまでもが、系列のホテル出禁となる。(死ぬまでブレーキとアクセルの区別ができなかったらしい笑)
・隣家の敷地内でバイクで突っ込む。週一のペースで。
・子供に薬物を強要。子供が拒んだため喧嘩になる。
・車でホテルの正面玄関に突っ込み、3人轢いた上、カウンターにぶち当たり車を止める。そして何事もなかったかのように「俺のスイートの鍵もらえる?」
・ロールスロイスごと自宅のプールに突っ込む
・多額のお金が入ったので、名優スティーブ・マックイーンの隣に家を建てる。しかも家をマックイーンの家より高く建てた。マックイーンの奥さんを見たくて、見下ろせるように建てたというのが理由。
・ジャンプ台を作り、バイクでマックイーンの家の塀を越えようとした。
・マックイーンの家の塀の下にトンネルを掘っているところをマックイーンに見つかる。
・悩まされたマックイーンはKiethに塀を越えられないような高い塀を作った。するとなぜかKiethもマックイーンの塀より高い塀を作って対抗した。(マックイーンはガンで若くして亡くなった。Kiethが原因か?)
代表的なやばいエピソードを載っけました。
マジできちがいです。ググればまだまだやばいエピソード出てきますからね。
こんな破天荒なやつでも「Led Zeppelin」の名付け親です。。。
私生活でも自由に生き、やりたいように生きたKieth Moon。私は思うのです。こんな生き方をしてたら、きっと悔いはないんだろうと。
ドラマーとしてやりたいようにやったからこそ、名ドラマーとして、名パフォーマーとして、ロックに革命をもたらしたのでしょう。
プライベートでもやりたいように生きています。人に迷惑ばかりかけてますがね。(事故ですが1人殺してます。事故ですからね!)
Kiethから学ぶ人生論とは
思いっきり自由に生きて、ロックンロールのように駆け抜けろ。やりたいようにやれば悔いなく、かつ革命を起こせるかもしれない。ただし、人に迷惑をかけないこと。
ということだと思います。
Kieth Moonはロックの世界に革命をもたらしたのは間違いありません。それはやりたいようにやったからだと思っています。
The Who – My Generation live 1967
とにかく自由ですね。
最後はアルコールと薬物に溺れて死んでしまうのですが、自由に生き、ロックンロールのごとく駆け抜けた彼の生き様が何よりもかっこいいのです!