ブログ&ライティング

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」ライティングの必読書です。

ブログを書き、Webライターをしていると常に感じることがあります。それは、「話せるのに、なぜ書けないのか」ということです。

飲みの席で友人に仕事内容を聞かれたとします。この時あなたは、簡潔に自分の仕事内容を要約して伝えることができます。

しかし履歴書に書くあなたの仕事内容は、スラスラと筆を進めることは難しく感じるでしょう。これこそが「話せるのに書けない」ということです。

このような悩みを解決してくれる本が、今回紹介する「20歳の自分に受けさせたい文章講義」です。これは「話せるのに書けない」ことを「話せることを書けるように」する本になります。

私は現在、Webライターだけで月に20万円を稼いでいます。私がWebライターを始めた時に読んだ本が「20歳の自分に受けさせたい文章講義」でした。

この本は小手先のテクニックではなく、「書くことの本質を学べる本」です。そしてこれからWebライターになりたい人やブログを書きたい人には必読書でもありますよ。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」ライティングの必読書

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」は、ライティングには必須のテクニックを集約した本ではありません。

  • 「〜です。〜です。〜です。」と連続するとリズムが悪くなる
  • ら抜き言葉について

このような、文章を読みやすくするテクニックではなく、「いい文章」を書くための本になっています。ここで言う「いい文章」とは、読者の心を動かし、その行動までも動かす文章のことです。

いい文章を書くために、以下4つの章から学んでいきます。

  1. リズム:読みやすい文章に不可欠なリズムについて
  2. 構成:読者が読みやすい構成を学ぶ
  3. 読者:読者の椅子に座ることの重要性
  4. 編集:文章をより良いものにする作業

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」から印象に残った3つの話

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」を読んで学ぶことは多くありますが、その中でも特に印象に残った3つの話を紹介します。

ライティングにも即応用できるので、ぜひ参考にしてみてください。

ローリング・ストーンズから学ぶリズム

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」では、文章の重要な要素であるリズムについて、生きる伝説のバンド、ローリング・ストーンズを例にとって紹介しています。ローリング・ストーンズが活動を始めたのは、1962年で現在も現役で活動しているバンドです。

ローリング・ストーンズがライブを行なったときのラストの楽曲で、ギターのキース・リチャーズは、本来予定していた楽曲とは違う曲を弾き始めてしまったのです。間違えていることに気付いていないキースは気持ちよくギターを弾き奏でます。

しかし間違いに気付いたボーカルのニック・ジャガーは、本来演奏するはずであった曲を歌い始めたのです。ローリング・ストーンズのボーカルとギターと言えば、「俺が俺が」の自己中心的で、ロックな性格をしていることでも有名です。

そんなバンドのメインであるギターとボーカルが、別々の楽曲を演奏するというカオスな状況になってしまいました。その時にドラムのチャーリー・ワッツは、ドラムの叩き始めをどちらかに合わせないといけない状況に陥ります。

その判断の下すのは、ほんの一瞬しかなかったのです。この時にチャーリーが下した判断は、ボーカルのニックが歌っている楽曲に合わせたドラミングでした。

最終的にはギターのキースも、ボーカルのニックに合わせるようになったのです。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」には、このような話が書かれています。なぜこのような話になったのかというと、バンドのライブも文章と似ていると言えるからです。

文章を書いていると、難しい言葉や美しい文章を書きたくなります。これはギターソロに似ている部分があります。ボーカルやギターの目立った立ち位置というのは、文章でいうところの美しい言い回しや文体、専門用語を堂々と語ることと似ているのです。

しかしそれらボーカルやギターを支えているのは、ドラムやベースのリズム隊になります。美しい言葉を並べても、リズムが整っていることが文章の方向性や全体をまとめ上げる重要な要素になっているのです。

文章にはリズムが大事だということを、ローリング・ストーンズというバンドを用いて紹介しているので、とてもわかりやすくなっていますよ。

文章のリズムを作る
  1. 句読点
  2. 改行のタイミング
  3. 漢字とひらがなのバランス

導入文は映画予告

ブログを書いていたり、Webライターをしているとよく聞く言葉があります。それが「読者は読まない」ということです。

最初の導入文で「あっ面白くないな」と思ったら、その記事は読まれることがないでしょう。つまり最初の導入文がめっちゃ大事なのです。

タイトルだけよくしても導入文が重要だということは聞いたことある人も多いですよね。そこで「20歳の自分に受けさせたい文章講義」では、導入文は映画予告だと言っています

映画予告はテレビのCMや最近ではYouTubeの広告でも流れますよね。これらは宣伝の時間が非常に短くなっています。特にテレビCMは15秒や30秒の間で、映画館に足を運ばせなくてはならないのです。

無論、映画予告を見て映画を見に行く人は非常に多いです。これは映画予告で「面白そう」や「この監督の作品なら見たい」などの情報が盛り込まれているのが大きな理由になります。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」には以下のような3つの予告パターンがあり、導入文に活かすことができると書かれていますよ。

  1. インパクトを与える予告
  2. 重要な部分だけ見せない予告
  3. 質問と答えを見せてしまう予告(ドキュメントなど)

記事の完成は映画の編集をイメージ

「記事が書けたからブログ更新!!」なんて人はいないかもしれませんが、記事は一旦書き上げたら、記事の見直しをすることが一般的です。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」では、記事を完成させる最後の作業として、映画の編集をイメージしようということが書かれています

映画の編集は何十時間と撮影した映像から、映画に重要な部分以外を切り落とす作業になります。そして音やCGなどを用いて効果をつけることが映画の編集です。

例えばライティングをしていると、ネットや書籍から様々な情報を取り出して記事に起こすことがあるでしょう。ここで発生するのが「せっかく時間かけて調べたことだから記事に盛り込みたい」というもったいない欲求です。

しかしこのもったいない欲求は捨てて、記事に盛り込んでも主張がズレないことだけを選ぶのが重要です。

SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」を見たことはあるでしょうか。映画史にも名を刻んだこの名作は、内容がほとんどわからないことでも有名な映画です。会話がほとんどなく、映像だけが流れていきます。

ぽんたまん
ぽんたまん
私は高校生の時に見ましたがマジで何もわからなかった

しかし「2001年宇宙の旅」は当初、ナレーションやインタビューなどの音声が入っていたのです。それを監督が全て削除したことで、映画史にも残るような名作が生まれたと言われています。

ライティングも、このような映画の編集と同じです。ナレーションなどに人件費や時間をかけたにも関わらず、映画にとって邪魔ならもったいないと思わずに削除することが、ライティングにも重要なことなのです。

ライティング初心者が読むべき必読書

副業の解禁などでブログやWebライターを始める人が増えているようです。そのためには文章力をつけたいという人も多いでしょう。

しかし日本人のほとんどが「話せるのに書けない」ことで悩んでいるのではないでしょうか。私も事実、話す方が身振り手振りも使えますし、相手に伝わりやすいです。

いい文章を書くために、「20歳の自分に受けさせたい文章講義」を一度目を通してみることをオススメします。ここで紹介した内容は、ほんの数ページ分になりますので、まだまだ「書くこと」についての考え方やノウハウがたくさん詰まっています。

また映画やバンドを例に出してわかりやすくなっていることも重要なポイントになっていますよ。

また以下の記事では、ライティングを始めるのにオススメの本を4冊紹介しています。ぜひのぞいてみてくださいね。