こんにちは。ぽんたまんです。
私は転職を繰り返した「社会不適合者」なのですが、
転職活動が失敗したり、長引くことはありませんでした。
「経歴は最悪なのに、なぜ転職活動でつまづかなかったのだろう。」
そんなことを考えているときに、阿川佐和子さんの「聞く力」を読んでハッと気づきました。
私は面接時に会話を楽しんでいる!
そして、質問タイムこそ成功するカギではないか!
徹底的に下調べを行う
転職活動において面接は避けて通れないものです。必ず来る試練でもあります。
「面接が好き!」とかいう狂っている人でない限り嫌なことですよね。
私も大嫌いです。
だからこそ、
「何社も面接受けたくない。」
「次の1社で決めてやる!」
なんて毎回思っていました。
落ちたくないから私はとことん会社のことを調べ上げました。
企業理念とか経営方針だけでなく、どこに支店があるかやどのような事業に参入しているかなどなど、できることはとにかく調べます。
そして、食品会社を受けるなら食品業界に関する最近の時事ネタまで調べたことがあります。その会社の業界まで調べ上げて、業界全体からの目線で企業に質問していくのです。
私が気づいたことは、ちゃんと調べた会社の方が内定率が高いということです。

当たり前だ!バカ
逆に調べるのが甘かったところは、「うちの会社のこと調べてきた?」みたいなよくわからん質問をされた時に何も応えられません。

てか、こんな質問してくる会社がよくわからないやん!
そりゃ「はい!調べました!」っていうに決まってるだろうがい!
とにかく徹底的に調べる。
調べることで次の質問作成にとても役立ちます。

質問は3つくらいにとどめる
面接時に大切なことは良い質問をすること。
徹底的に調べたら、必ずと言っていいほど気になるところが出てくるものです。
例えば、人材派遣の会社がアプリの開発を始めていたりした場合、「なぜアプリ開発を?」と質問することができます。
この質問からこの会社が将来、どのような事業に手を伸ばそうとしているのか見えて来ますよね。

弊社では〇〇のアプリを開発していて、将来的にはこんなこともやりたいんだよ。
みたいなことを面接官は行ってくるでしょう。
そしてこの応えを参考に質問をしていけば、将来的にどんな会社にしようとしているか、会社は成長していきそうかなども知ることができます。
徹底的に調べることで、面接官にも良い印象を与えることができます。
人材派遣の会社がアプリの開発を行っていることを質問されたら、
「よく知っているね。うちのこと調べてきたんだね。」
というように、面接官にうちの会社に興味があるんだなと思わせることができる上、下調べをしてきた努力も見せることができます。
私は質問内容を3つくらいにしていたのですが、必ず以下の2つのことは聞くことにしていました。
・会社を将来どのように成長させたいのかが伺えるような質問
・会社が大切にしていること(企業理念や社員に対する気持ちなど)
3つの質問のうち2つにはこのようなことが伺えるような質問を投げかけるようにしていました。
過去のことよりも会社の現在や未来に焦点を当てた質問であることや、その企業が大切にしていることから、どのような企業なのか伺うことができます。
面接官に好印象を与えると同時に、会社が良い会社なのかどうかを探ることも面接では必要なのですよ。
「ところでなぜ質問は3つに?」と思いますよね?
「聞く力」にも書いてありますが、質問をたくさん作ると「次の質問、次の質問」と質問することに意識が向きがちになります。
全ての質問を聞きたいと思うようになってしまうからです。
そうすると相手の話を真剣に聞き取らずに次の質問に行ってしまったり、質問項目が会話の流れになるので、話の流れがあちこちにいってしまいます。
面接官からしたら、「残業とか社員の話をしていたのに、いきなり会社の沿革について聞いてきたよ。」と話の腰をあることにもなりかねないからです。
面接はインタビューだ
面接時の質問から世間話になることがあります。
残業などの話が出た時に、面接官が「うちも子供ができてからは早く帰りたくてねぇ。もちろん自分よりは部下を早く帰らせるけどね。」的なことを言ったときに、「お子さんができる変わるものなんですね。」とかニッコリと反応すると、その面接官も家庭の話とかにベクトルが向くようになるのです。
そして家庭のことなどに脱線すると意外と好印象を与えられるようなのです。
入社してから面接官をしていた方に話を聞いたら、「ぽんたまんと話していたらどんどん話したくなっちゃってさ、かなり好印象だったよ。」と言われました。
どんどん話させることで面接がうまくいくものなのか。。。
これはそのときに知った新事実でしたが、他の面接でも和気あいあいと時間が流れる面接は通過する確率が高いです。
「聞く力」の阿川佐和子さんはインタビューを何百人と行ってきた方です。
その阿川さんは「ただ聞くこと 。それが相手の心を開く鍵なのです。」と語っています。
おそらく和気あいあいとした面接の時は、私自身も心を開いていたのかもしれません。
インタビューのように大きな(核心を突く)質問を1つして、そこからは「相づち」と「質問」を挟みながら聞くことに徹する。
このように進んでいけば面接でも良い結果が得られるでしょう。
面接時に心がけていたこと
①徹底的に調べる
②質問は3つくらいにとどめる
③インタビューしている気分で
そして、私は面接をなるべく楽しくしようと心がけていました。
空気の重い面接は何より嫌で、後味も悪いものになるし、もし落ちるのなら気持ちよく落ちたいと考えていたからです。
そして、入社後に言われた「ぽんたまんと話していたらどんどん話したくなっちゃってさ、かなり好印象だったよ。」という言葉が忘れられず、面接を楽しいものにすることが内定をもらえるひとつの手段なのかと感じました。
もしこれから転職活動をする方の参考になれば嬉しいです。
そして転職活動にも使えるのでは?と思ったので、阿川佐和子さんの「聞く力」も一緒に読んでみてください。